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第6回建築板金雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社銅春、更新担当の中西です。

 

第6回建築板金雑学講座

ということで今回は、建築板金工事を確実に成功させるための「6つの鉄則」について詳しく解説します。

建築板金工事は、屋根・外壁・雨樋などに金属を加工・施工し、建物の耐久性・防水性・美観を向上させる工事です。この工事は、建築物の長寿命化やメンテナンス性にも大きく関わるため、正確な施工と適切な管理が求められます

しかし、板金工事は施工不良が発生しやすく、長期的な視点で品質を確保するためにはいくつかの鉄則を守ることが不可欠です。


1. 鉄則① 正確な設計と材料選定|長期耐久性を確保する

① 建物の用途・環境に適した材料を選定する

建築板金の材料は、使用環境や耐久性に応じて適切に選ぶことが鉄則です。

屋根材の選定

  • ガルバリウム鋼板(55%アルミニウム+亜鉛メッキ鋼板)
    耐食性・軽量性・コストバランスが良く、住宅や倉庫に最適。
  • ステンレス鋼板
    海沿いなど塩害の影響が強い場所ではステンレスが最適。
  • 銅板・チタン板
    神社仏閣や高級建築に採用され、耐久性と美観が両立。

外壁材の選定

  • アルミパネル → 軽量で耐久性が高く、モダンなデザインに適用。
  • カラー鋼板(塗装済みの金属板) → メンテナンスが少なく、コストパフォーマンスが高い。

雨樋・役物の選定

  • 塩ビ製雨樋よりも金属製雨樋(ガルバリウム・ステンレス)が長寿命
  • 固定金具やビスはステンレスを使用し、錆びによる劣化を防ぐ

材料選びを誤ると、早期の腐食や劣化の原因となるため、慎重な選定が必要です。


2. 鉄則② 正しい施工方法の徹底|施工不良を防ぐ

① 板金の適切な固定方法を守る

金属屋根や外壁の固定が不十分だと、強風で飛散する危険性があるため、適切な施工方法を守ることが重要です。

屋根板金の固定

  • 吊子(つりこ)工法を使用し、板金の膨張・収縮に対応。
  • ビス留めは、決められた間隔(300mmピッチ以内)で均等に固定。
  • ジョイント部にはシーリング材を適用し、防水処理を徹底。

外壁板金の固定

  • 胴縁(下地材)に対して確実にビス固定し、ズレや浮きを防止。
  • 風圧を考慮したアンカー固定を追加し、剥がれを防ぐ。

② 板金の熱膨張を考慮する

金属は温度変化による膨張・収縮が発生するため、固定方法に工夫が必要です。

伸縮を考慮した施工

  • ジョイント部に遊びを持たせ、金属の動きを許容する。
  • 固定ビスは完全に締め込まず、適度な余裕を残すことで変形を防ぐ。

3. 鉄則③ 防水処理の徹底|雨漏りを防ぐ施工ポイント

建築板金の施工ミスで最も多いのが、雨漏りや結露による腐食です。

① 立ち上げ加工を適切に行う

水が入りやすい部分(屋根の継ぎ目、壁のジョイント部)は、 立ち上げ加工を施し、水の侵入を防ぐ。
最低でも50mm以上の立ち上げを確保し、シーリング処理を徹底。

② 雨仕舞の基本を守る

雨仕舞とは、雨水を適切に排水する設計・施工のこと

軒先・ケラバ・谷樋の処理を適切に

  • 雨水が屋根裏に回り込まないよう、水返しを設置。
  • 軒先にはドリップエッジを設け、水の伝い落ちを防ぐ。

シーリング(コーキング)だけに頼らない

  • シーリング材は経年劣化するため、板金の重ね合わせや水返し加工を優先する

4. 鉄則④ 施工後の検査とメンテナンスを徹底する

施工後の検査と定期メンテナンスが建物の寿命を延ばす重要なポイントです。

雨漏りテスト(散水試験)を実施

  • 接合部・ジョイント部に水をかけ、浸水の有無をチェック。

錆び・腐食の点検

  • 屋根・外壁の傷や塗膜剥がれがないか定期的に点検。
  • 特にガルバリウム鋼板は、切断面が錆びやすいので要注意。

シーリングの打ち直し

  • シーリング材は5〜10年ごとに補修し、防水性能を維持。

5. 鉄則⑤ 安全管理の徹底|事故を防ぐための対策

板金工事は、高所作業や切断作業が多く、事故リスクが高いため、安全管理が必須です。

高所作業の安全対策

  • 足場の組立てを確実に行い、フルハーネス型安全帯を着用。
  • 強風時や雨天時の作業は避け、無理な施工をしない。

切断・加工時の安全対策

  • 板金を切断する際は、手袋・ゴーグルを着用し、金属片による怪我を防止。
  • サンダーや電動工具の使用時には、周囲への火花飛散に注意。

6. まとめ|建築板金工事の鉄則を守り、高品質な施工を実現する

建物の用途や環境に適した板金材料を選定する。
適切な固定方法を守り、板金の膨張・収縮を考慮する。
防水処理を徹底し、雨漏りや結露を防ぐ施工を行う。
施工後の点検・メンテナンスを実施し、長期間の品質を確保する。
安全対策を徹底し、事故を未然に防ぐ。

これらの鉄則を守ることで、耐久性・美観・防水性に優れた高品質な建築板金工事を実現し、長く安心して使える建物を作ることができます。

 

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